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女子割礼(FGM)をめぐるフェミニスト言説とアフリカの女の表象についての研究

Research Project

Project/Area Number 12710258
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 英語・英米文学
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

大池 真知子  広島大学, 総合科学部, 講師 (90313395)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywordsフェミニズム / 第三世界 / 文学 / FGM / ナイジェリア:ケニヤ:アメリカ:ソマリア / ジェンダー / アフリカ / 黒人 / コロニアリズム
Research Abstract

1.残念ながら、研究期間内に、FGMを直接扱った作品を分析し、論文の形でまとめることはできなかった。アリス・ウォーカーの作品を再読してみると、本研究代表者の知見ではこの問題を分析するには限界があり、ウォーカー研究者との共同研究が必要であると実感した。今後その道を探っていきたい。
2.しかし、民族、植民地支配、国家をめぐっていかなるフェミニスト言説が構築されているのかについて知見を深め、その知見をもとにして、過去に博士論文として発表した文章の一部を大幅に修正し、論文として発表することができた。諭文では、エリートのアフリカ人フェミニストが、草の根のサバルタンの女たちを代弁/表象するという問題を考察した。「アフリカの女」とひとくくりにされることが多いが、彼女らは、西洋から移入されたフェミニズムや、アフリカの女が昔から育んできた女の力と知恵をめぐって、みずからをさまざまな位置に置く。また、論文で扱った作品では、紛争下のレイプがテーマの一つとなっており、FGMを今後考察するにあたって、その他の性暴力の問題とからめて論じる道筋が見えてきたように思われる。
3.また、FGMを扱ったヤングアダルト小説の翻訳を現在進めている。FGMが高校のジェンダー教育の場で取り上げられる機会が増えてきているので、出版に向けて今後努力したい。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report
  • Research Products

    (5 results)

All Other

All Publications (5 results)

  • [Publications] 大池真知子: "ナイジェリア内戦文学における女の代弁/表象"ジェンダー研究. 4. 55-69 (2001)

    • Related Report
      2001 Annual Research Report
  • [Publications] 大池真知子: "現実の母を描く"週刊朝日百科 世界の文学. 12-119. 265-267 (2001)

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      2001 Annual Research Report
  • [Publications] 大池真知子: "Hazel V.Carby : Cultures in Babylon : Black Britain and African America(書評)"英文学研究. 77・2. 161-165 (2000)

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      2000 Annual Research Report
  • [Publications] 大池真知子: "境界上の故郷-ブチ・エメチェタの『グウェンドレン』とジョアン・ライリーの『アンビロンギング』に表象された黒人移民の女たち(印刷中)"黒人研究. 70,2. (2000)

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      2000 Annual Research Report
  • [Publications] バトラー,ジュディス/大池真知子 訳: "執拗なとりつきと身体の主体化/隷属化-ヘーゲルの「不幸な意識」論を読む"現代思想. 28・14. 104-124 (2000)

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      2000 Annual Research Report

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Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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