Project/Area Number |
12740046
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geometry
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
大本 亨 鹿児島大学, 理学部, 助教授 (20264400)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | Singularity Theory / Stable mappings / Vassiliev-type invariants / Arnold invariants / Thom polynomials / Vassiliev complex / self-intersection class / apparent contour / Vassilien type invaariant / Multiple point formula / Vassilien complex |
Research Abstract |
平成13年度では,平成12年度に引き続き,研究計画に載せている研究テーマ (1)トム多項式および多重点公式,(2)特異多様体の特性類,(3)ジュネリック写像のヴァシリエフ型不変量,に関して,下記のように研究を行った. (1)実特異点の複素化に対するトム多項式が特異点集合の自己交差類となることを示し,折り目特異点型の自己交差類が折り目写像が存在するための障害類を与えることを示した(佐伯氏(広大理),佐久間氏(近大理工)との共著).これについて,7月に北京で開かれた特異点論シンポジウムにて講演し,同年度秋期日本数学会にて結果報告した.また,7月に当該科研費により招聘したL.フェハー氏(ハンガリー,ブダペスト)と研究連絡を行い,群作用におけるトム多項式の理論から実特異点型の複素化のトム多項式に関して検討した. (2)L.フェハーとの研究連絡において,代数的特異点型の高次トム多項式として,特異点集合のチャーン-マザー特性類のギジン準同型像を考え,簡単な場合に計算をすすめている. (3)多様体からユークリッド空間へのジェネリック写像に関するヴァシリエフ型不変量の研究を進めた.とくにF.アイカルディ氏(イタリア,トリエステ)と研究連絡を行い,閉曲面から平面へのジェネリック写像の次数1ヴァシリエフ型不変量の積分公式に関して結果をまとめた. また,曲面束からユークリッド空間へのジェネリック写像に対して,特異点の分岐集合が代表する特性類を判別トム多項式と呼ぶことにし,簡単な特異点型の場合に曲面束の特性類との関係を調べた.2002年1月の接触幾何・研究集会(函館)において,結果の一部を紹介した.
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)