Project/Area Number |
12740127
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
横山 央明 国立天文台, 電波天文学研究系, 助手 (00311184)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | プラズマ / 磁気流体力学 / 数値シミュレーション / 太陽 / コロナ / 磁気流体力 |
Research Abstract |
前年度開発した、熱伝導・放射冷却効果がはいった2次元磁気流体コードによる太陽フレアのシミュレーションにより、フレアのもっとも明るい相から冷却して暗くなっていくまでを一貫して追うことが可能になった。実際数百万度まで熱せられたプラズマ(X線で観測される)が数十万度まで冷却される過程(紫外線で観測される)を実現した。本年度は、広範囲にわたるパラメータサーベイを行い、その結果を日本天文学会2001年春季年会にて講演報告した。また国際研究集会「Yohkoh 10^<th> Anniversary Meeting」においても口頭講演として報告した。 さらに重力による大気成層の効果をコードにとりいれた。その結果、冷却したプラズマが落下する現象(コロナルレイン)を再現することに成功した。さらにフレアの実際観測においても、磁気リコネクションの直接証拠のひとつである流入流を世界ではじめて発見した。こちらも出版した(Yokoyama et al. 2001)。 そして共同研究として、コロナX線ジェットをリコネクションモデルにもとづいて流体1次元シミュレーションする研究に参加した(Shimojo et al. 2001)。またリコネクションによって銀河面X線放射プラズマの加熱を説明しようとするモデルの数値シミュレーション(Tanuma et al. 2001)、太陽フレアの磁気リコネクションレートを観測的に実測しようという試み(Isobe et al. 2001)にも参加した。まだ受理されていないが、恒星・太陽フレア温度・エミッションメジャの普遍的スケール則についても共同研究をおこない、投稿済みである(Shibata & Yokoyama 2002)。
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