赤外線無線ネットワーク上の適応型メディアアクセス制御方式に関する研究
Project/Area Number |
12750329
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
梅原 大祐 京都大学, 情報学研究科, 助手 (50314258)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 赤外線無線通信 / 干渉回避プロトコル / 干渉測定実験 / IrDA / パケット通信 / メディアアクセス制御 / ポーリング方式 / システム間干渉低減化方式 / 計算機シミュレーション |
Research Abstract |
本研究は、複数の赤外線無線通信機器が近接した場所に存在する場合に,それらの赤外線無線通信が干渉しあうことを回避するプロトコルの研究開発を目的としている.目的とするプロトコルの研究開発には,赤外線無線通信機器同士の干渉量を定量的に評価する必要性がある.そのため,複数の赤外線無線通信機器,例えば,IrDA(Infrared Data Association)規格のPDA(Personal Digital Assistant)や家庭用リモコンなど,を用いた実験系を構築した. 構築した実験系において,各赤外線無線通信機器の波形を横河電機のディジタルオシロスコープで確認した.次に、ノートPCとPDA間の赤外線無線通信に,干渉源として家庭用リモコンを配置し,距離を変化させて干渉量を測定した.ノートPCとPDA間に放出される赤外線より干渉源となる家庭用リモコンの赤外線の強度が大きいため,ARQ(Automatic Repeat request)が実装されているIrDAにおいても通信を行うことが困難になりうることが判明した.実際ノートPCとPDA間の距離が30cmで,家庭用リモコンが90cmから100cm内にある場合,IrDAによる赤外線無線通信が不可能であった.それ故,複数の赤外線無線通信機器が近接した距離に存在する場合,各機器に干渉回避プロトコルを実装する必要性が確認された. 本研究において赤外線無線通信の干渉測定実験で得られたデータは,赤外線無線通信機器に干渉回避のプロトコルを実装するために基礎となるデータである.
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)