電気化学InSituラマン分光法の高温溶融炭酸塩系への展開
Project/Area Number |
12750724
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工業物理化学
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
伊藤 隆 東北大, 工学(系)研究科(研究院), 助手 (40302187)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | 溶融炭酸塩 / ラマン分光法 / 溶融炭酸塩型燃料電池 / その場分光法 / In Situ測定 / 活性酸素種 |
Research Abstract |
(1)溶融炭酸塩へのIn Situラマン分光法の展開を行うため,In Situ測定の可能な高温電気化学セルの作製を行った.さらに,溶融炭酸塩の成分組成の条件出し,ガス雰囲気の決定等を行うための実験を行った.共晶組成であるLi/K=62/38を923Kに加熱し,溶融炭酸塩からのIn Situラマン測定を行った. (2)溶融炭酸塩中における酸素活性種(スーパーオキサイド,パーオキサイド)の同定をおこなうために,外部からKO_2,Li_2O_2等の活性酸素種を含む化合物を溶融炭酸塩に投入した場合のラマンスペクトルの測定にはじめて成功した. (3)共晶組成であるLi/K=62/38を923Kに加熱した溶融炭酸塩のガス組成依存性を検討した.これまでのところ,In Situラマンスペクトルのガス組成依存性はみられなかった. (4)さらに上記のIn Situ測定に加えて,電位規制下における金電極-溶融炭酸塩界面における電気化学反応を,高温In Situラマン分光法にて観察している.これまでのところ,酸素活性種に帰属できるラマン線が観測されている.
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)