アグロバクテリウムを用いたダイズの高効率形質転換系の開発
Project/Area Number |
12760008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Breeding science
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
穴井 豊昭 佐賀大学, 農学部, 助教授 (70261774)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | ダイズ / アグロバクテリウム / ヘルパープラスミド / VirG |
Research Abstract |
本研究では、現在のところ効率的な外来遺伝子導入系が確立されていないダイズに対して、アグロバクテリウムを用いた外来遺伝子の導入法を適用することを目的として、新規ベクター系の開発と外来遺伝子導入効率の改善を試みた。 本年度は、昨年度作成したpBio542の活性化VirG遺伝子を組み込んだヘルパープラスミドを保持するアグロバクテリウムLBM4404株を用いて、遺伝子導入実験を行った。 その結果、イネカルスに対して今回作成したヘルパープラスミドを保持する菌株を用いた場合には、アセトシリンゴン(AS)非存在下で通常のLBA4404株を用る場合より数倍高い効率で外来遺伝子の導入が可能であった。しかしながら、100mg/lのAS存在下では導入効率に有意な差は認められず、ダイズ不定胚に対する感染効率の向上は認められなかった。また、ダイズ不定胚に対するアグロバクテリウムの感染効率に対する超音波処理および減圧浸潤処理の効果についても検討を行ったところ、一過的な遺伝子発現効率については多少の増加が認められたものの、安定した形質転換体を得るには至らなかったことから、ダイズに対するアグロバクテリウムを介した外来遺伝子導入系の確立のためには、更なる改良が必要であると考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)