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クスノキの葉の成長過程に生成されるアントシアニンの機能性の解明

Research Project

Project/Area Number 12760107
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 林学
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

本間 環  鳥取大学, 農学部, 助手 (90294347)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywordsクスノキ / アントシアニン / 葉 / シアニジン3-グルコシド / シアニジン3-ルチノサイド / 成長 / 成長過程 / 機能性
Research Abstract

木本植物の多くは、春先の開芽やシュートの伸長時にそれらの組織が赤色を示す。また、落葉時にも赤色を示すことが知られている。これらの色素の多くは植物色素のアントシアニンであることが報告されている。しかし、アントシアニンは植物の二次代謝生産物であるために、その生理的機能についてはあまり研究が行われていなかった。近年、アントシアニンには、動物細胞における活性酸素やラジカルの除去、抗酸化に効果のある物質であることが多くの研究者によって明らかにされ注目されている。そこで、アントシアニンも植物の細胞で何らか生理作用を示すものと考え、材料にクスノキを用いてアントシアニンの分析方法の確立して葉の成長とアントシアニンの消長の関連の検討を行った。その結果、アントシアニンの分析は5%ギ酸水で抽出後、すぐにフィルターを通過させた後にODSカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーで分析することが最適であることが確認できた。また、高速液体クロマトグラフィー・質量分析計を用いた分析の結果、クスノキの葉にはシアニジン3-グルコシドおよびシアニジン3-ルチノサイドのアントシアニンの存在が確認できた。さらに、これらのアントシアニンの消長の分析を行った結果、葉の成長の旺盛な成長初期の4月上旬にこれらのアントシアニンが顕著に多いことが明らかとなった。また、6月以降はアントシアニンはクスノキの葉にほとんど含まれていないことも明らかとなった。これらのことから、アントシアニンは葉の初期成長に関与している可能性が示された。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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