Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
(1)鶏総RNAからのカルシトニン受容体cDNAの検出成熟した鶏(白色レグホーン種)雌の腎臓から総RNAを抽出し、逆転写反応(RT)によりcDNAを作製した。ブタ、ヒト、ラット、マウスおよびモルモットに共通して保存されているカルシトニン受容体アミノ酸配列を基として、degenerateプライマー5'-TAYTGYAAYMGIACITGGGAYGGITGG-3'(上流配列特異的プライマー)および5'-TAIATRACRAARACRTTRKTRCTYCAIGTY-37(下流配列特異的プライマー)を作製し、40サイクル(95℃1分間、45℃1分間、72℃1分30秒間)のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行った。その結果、約1100bpの鶏カルシトニン受容体cDNAが得られた。このcDNAは、鶏カルシトニン受容体cDNAの一部分を示している。(2)カルシトニン受容体cDNAのプラスミドの作製得られた鶏カルシトニン受容体cDNAをTAクローニング法でベクターに挿入し、大量のカルシトニン受容体cDNAを得ることが可能になった。(3)カルシトニン受容体cDNAの塩基配列の決定得られたベクターについて、T7プライマーおよびSP6プライマーを用いてPCRを行い、PCR direct sequence法により鶏カルシトニン受容体cDNAの部分塩基配列を解析した。また、鶏心臓についてRT-PCR法によりカルシトニン受容体の発現を確認した所、哺乳類と同様に受容体の発現は認められなかった。
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