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エストロジェンによるロードシス発現に伴う視床下部ニューロン興奮特性の変化

Research Project

Project/Area Number 12770034
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Environmental physiology (including Physical medicine and Nutritional physiology)
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

濱田 知宏  日本医科大学, 医学部, 助手 (90312058)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsエストロジェン / エストロジェン受容体 / トランスジェニック / 視床下部腹内側核 / ロードシス / 電気生理学
Research Abstract

発情期のげっ歯類の雌に見られるエストラジオール(E_2)依存性のロードシス発現には、中脳灰白質(PAG)に投射している視床下部腹内側核(VMH)のE_2感受性ニューロンが重要な役割を演じている。このニューロンに関する細胞レベルでの生理学的特性を明らかにするために、前年度の結果(投稿準備中)より、後部PAGの腹側に逆行性トレーサーを注入することで、生きた状態で蛍光ラベルされたVMHニューロンについてslice patch clamp法を用いた電気生理学的な検討を行った。まず視床下部で重要なトランスミッターであるGABAに対する反応性について検討を試みたが、細胞が非常に脆弱で、あまりデータが得られなかった。この原因は同条件で視索前野ニューロンについて記録可能であるためVMHニューロンの性質に起因すると考えられるが、一方で蛍光トレーサーの副作用である可能性も考えられる。現在、視床下部スライス作製時の条件の再検討を行っている。
また実験計画には記載されていなかったが、E2感受性ニューロン、さらに言えばエストロジェン受容体を含有するニューロンを生きた状態で可視化する目的で、α型ER遺伝子のプロモーターに蛍光タンパクであるGFPを結合させたトランスジェニックラットを作製した。GFPの蛍光は脳内で確認され、視床下部のみならず、大脳皮質や海馬にもGFPでラベルされたニューロンが存在しており、免疫組織化学的にα型ERとの共存も確認された。今後はこのトランスジェニックラットのPAGに逆行性トレーサーを注入し、GFPと二重ラベルされた細胞について膜特性、特にエストロジェンの作用に着目して電気生理学的な研究を進めて行くつもりである。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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