出芽酵母を用いたヒトDNAヘリカーゼ異常症の遺伝子診断法の開発
Project/Area Number |
12770069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鈴木 貴夫 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (90292276)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | WRN / BLM / ヘリカーゼ / 遺伝子診断 / 出芽酵母 / RTS / ストップコドンアッセイ法 / 酵母 |
Research Abstract |
出芽酵母を用いたストップコドンアッセイ法 *平成13年度新規に行った実験計画としては、ヒト臨床サンプル(末梢血単核球)よりの出芽酵母を用いた遺伝子診断をWRN遺伝子、BLM遺伝子に関してのクオリティーのチェックを行った。特にWRN遺伝子について、ヒト末梢血単核球からの診断に必要な充分量のcDNAが得られず計画は暗礁に乗り上げた。 *この原因として、もともとWRN遺伝子の発現が末梢血単核球で極端に弱いこと.あるいはWRNmRNA自体の安定性の問題も考えられた。これに対する対処方法として、PCR法を用いてenrichするか、あるいは、患者さんよりの検体で、発現の高い臓器を選んで解析を行うなどの解決策を現在検討中である。 出芽酵母を用いた機能的診断法 *平成12年度に引き続きWRN遺伝子とBLM遺伝子のミスセンス変異の作製を行った。WRN遺伝子については、現在までに発病に関連があると思われるミスセンス変異はC末端の1例が報告されているに過ぎない。またBLM遺伝子については全疾思関連遺伝子の約3割がミスセンス変異であると言われており、その一部の作製に成功した。 *酵母sgsl変異株への野生型と変異型のWRN遺伝子、8LM遺伝子、RTS遺伝子の導入実験により出芽酵母を用いた機能的遺伝子診断法の開発においては、一部、機能的変化をもたらした見えるフェノタイプを示したクローンも得られたが、今のところ、解析段階であり臨床応用には至っていない。 また本研究費より得られた研究成果の一部を次項の論文として発表を行った。今後、更なる解析をすすめ出来るだけ早くの臨床応用を目指し鋭意研究中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)