口腔扁平上皮癌におけるPKCεの役割と薬剤感受性への関与について
Project/Area Number |
12770092
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Human pathology
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
美島 健二 奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (50275343)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | PKCε / 遺伝子導入 / 口腔扁平上皮癌 / 細胞死 / 薬剤感受性 / MAPKs |
Research Abstract |
Protein kinase C epsilon(PKCε)を発現する組換えアデノウイルス(Ad-PKCε)をAdenovirus Expression kit(宝酒造)により作成し、ヒト口腔扁平上皮癌細胞株(SCC4、SCC15、IMC-2)において実際に組換え蛋白が発現されていることを確認した。 Ad-βgalをコントロールウイルスとして用い、50MOIでそれぞれ感染させた。感染24時間後にのSCC4、SCC15およびIMC-2については100nMのPMA(PKCのactivator)を加えた。MTT assayにより24時間後の生細胞数を測定したところAd-PKCεを感染させた細胞はAd-βgalを感染させたものに比べていずれの細胞株でもおよそ30%の細胞数の減少が認められ細胞死が誘導された。この細胞死は形態的にアポトーシスではなく胞体内に空胞化を生じたネクローシスに近いものであった。つぎにwestern blottingによりcaspase-3のcleavageについて調べたが、いずれの細胞株でもcleavageはみとめられなかった。さらにこの細胞死がcaspaseの活性化を介しているのかどうか明らかにするため、caspase inhibitorであるz-VAD-FMK, DEJD-CHOおよびIETD-FMKを用いたが細胞死の抑制は認められなかった。従って、本研究により、PKCεが口腔扁平上皮癌細胞株にcaspaseを介さない細胞死を誘導することが明らかになった。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)