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自律神経性の体循環・脳循環調節機構からみた精神作業時の生体負担度の評価

Research Project

Project/Area Number 12770182
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Hygiene
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

岩崎 賢一  日本大学, 医学部, 講師 (80287630)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords精神作業 / 脳血流自動調節能 / 生体負担 / 自律神経 / 心循環系 / 心拍変動 / 周波数解析
Research Abstract

精神作業が生体にあたえる負担度を従来の方法より正確に測定・評価する方法を開発することを目的とし、近年測定評価が可能となり、本研究代表者が多くの分野で用いてその有効性を確認している自律神経性の体循環調節機構および脳循環調節機構の各種評価パラメーターの応用について検討した。まず、安静座位状態および書き取り操作中に、中大脳動脈の血流速度を安定して測定できる様に装置の改良を行なった。ある程度の体動や姿勢の変化、日をあけての繰り返し測定等でもデータが影響されない様に、歯科用印象剤をもちいて被験者毎に側頭部の形をとり、ヘッドバンドと組み合わせ経頭蓋ドップラ血流計プローブを常時同じ角度で同じ部位に固定できるようにした。また、中大脳動脈最大血流速度の一心拍毎の平均値を、平均動脈血圧と心電図R-R間隔と共にリアルタイムで算出して表示し、データの安定性・妥当性を監視しながら記録できる様に測定装置とコンピュター解析装置を組み合わせたそれぞれの評価指標の信頼性を検討するため、被験者10名から安静時の連続血圧、心電図、中大脳動脈血流速度を2週間空けて2回測定し、データの再現性をBland、Altman(Lancet 307-310,1986)の推奨する方法に従い確認した。得られたデータおよび周波数解析、伝達関数解析をおこなった値は、何れのパラメーターにおいても安定していたが、特に脳血流自動調節能の評価指標である低周波数帯の動脈圧脳血流速度間のゲインは、1回目1.24±0.07、2回目1.25±0.07cm/sec/mmHg、測定誤差0.0023測定誤差のSD0.080、測定誤差の割合は0.2±1.8%と解析評価指標中、最も高い再現性が確認できたこの解析システムもちいて被験者10名から暗算負荷中のデータを測定し結果を検討したところ、暗算負荷中にその難易度に相関し、低周波数帯の動脈圧脳血流速度間ゲインの有意な上昇が認められ、この方法により精神作業の生体負担度をより正確に測定・評価できる可能性が示された。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 岩崎 賢一: "脳循環調節パラメーターの測定再現性とその応用"人間工学. 第37巻・特別号. 334-335 (2001)

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      2001 Annual Research Report

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Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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