インターフェロン受容体発現によるC型肝炎治療効果の基礎実験
Project/Area Number |
12770267
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
斉藤 聡 横浜市大, 医学部, 講師 (00275041)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | C型肝炎ウイルス / インターフェロン受容体 / PH5CH細胞 / IFN-AR1 / IFN-AR2 |
Research Abstract |
C型肝炎ウイルス(HCV)感染の治療としてインターフェロン(IFN)が用いられるが,この受容体であるIFNリセプター(IFN-AR1)のm-RNAを遺伝子導入することで受容体の発現量を増加させ,ウイルス排泄の効率が上がるかを検討している.受容体の定量はrealtime PCRを用いて行った.その結果,遺伝子導入する前に比較して,導入後には10〜100倍にIFN-AR1の遺伝子発現量は増加していることを確認した. 現段階では遺伝子レベルで発現が増加しているのみで,その作用発現も同様に増加しているか否かは疑問である.そのため以下のことで検討を重ねる必要がある.1)蛋白量としてIFN-AR1が増加しているか否か.2)蛋白量は増加している場合,そのシグナルは細胞内に効果的に発現しているかの指標を何におくか(現在はウイルス排除に必要とするIFNの量を考えているが間接的なものである).蛋白量の定量はWestern Blotting法にて行っている. 今後上記の点をふまえて実験を進めていく必要がある.IFNの発現効果を直接測定可能であれば確認が可能であるが,困難な場合にはHCV感染が可能である培養系でIFN-AR1が発現していないもので,IFN-AR1のm-RNAの遺伝子導入によってIFNによるウイルス排除が可能になるかなどの検討を考えている.
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)