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自己免疫性肝炎肝内浸潤Vβ7陽性細胞の病的意義の解明と認識自己抗原の同定

Research Project

Project/Area Number 12770282
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Gastroenterology
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

奥秋 靖  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (70233450)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords自己免疫性肝炎 / T細胞受容体 / 肝内浸潤T細胞 / 自己抗原 / HCA DR4 / Vβ7
Research Abstract

本研究の目的はHLA-A24-DR4陽性の活動性AIH症例の肝内で共通して認められるVβ7陽性T細胞のAIH発症、病態進展におよぼす意義の解析、Vβ7陽性T細胞クローンCDR3領域に共通なアミノ酸配列が認識する疾患特異的自己抗原の同定である。患者に検体の一部を本研究に用いることを説明し承諾を得て採取した検体を用い検討し以下の結果を得た。
§生検肝組織由来TCR Vβ7鎖陽性T細胞クローンの樹立と性状、機能分析
生検肝組織よりT細胞を分離、IL-2添加培養により増殖させVβ7鎖陽性T細胞をモノクローナル抗体を用いて選別、IL-2添加培養し生検肝組織より分離凍結保存しておいた肝細胞をフィーダーとして添加、抗原再刺激を行いクローンを樹立した。このクローンのフェノタイプ、サイトカイン産生プロファイル解析を施行したところ、CD4、CD8陽性クローンがそれぞれ60%、40%であり、またサイトカイン産生プロファイルはクローンによりさまざまで一定の傾向は認めなかった。
§Far-Western法によるT細胞クローン認識抗原スクリーニング
このクローンのCDR3領域シーケンス解析を行い、クローン間で共通して認められるユニークなVβ鎖CDR3領域遺伝子産物をGSTとの結合蛋白として作成しプローブとし、抗原として肝細胞のcDNAライブラリー由来タンパクを使用しFar-Western法によりクローンの認識抗原のスクリーニングを試みた。しかし残念ながらクローン間で共通して認められるユニークなVβ鎖CDR3領域が得られなかった。
§CHC患者由来肝組織移植SCIDマウスへのAIH由来T細胞クローン移入実験
HLA A24-DR4陽性CHC症例の生検肝組織を移植したSCIDマウスにAIH症例の肝内浸潤T細胞クローンを移入した場合のAIH様肝病変の発症、進展を検討し、AIHの肝内浸潤T細胞認識抗原がCHCの肝細胞にも表出しているか検討したが、このモデルではAIH様の肝病変は認めなかった。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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