巨核球cDNA発現ライブラリーによる自己血小板特異的T細胞抗原の単離
Project/Area Number |
12770563
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
下村 壮司 広島大学, 医学部附属病院, 助手 (20263741)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 血小板 / T細胞 / B細胞 / 自己免疫 / 自己免疫疾患 / 血小板抗原 / 自己反応性T細胞 |
Research Abstract |
免疫性血小板減少性紫斑病(以下ITP)における自己血小板反応性T細胞を単離し、そのT細胞をハイブリドーマ化して活性化T細胞核内因子エレメントの制御下にLacZをレポーターとする検出系を用い、血小板の自己抗原を発現クローニングで同定することを計画した。常法である末梢血単核球を抗原提示細胞とする系ではそれらがすでに血小板に暴露されている影響で、血小板の超音波破砕物や膜分画によるT細胞刺激効果が一定しなかった。そのためEBウィルスにより株化した患者由来B細胞を、ビオチン化抗IgG抗体・アビジン・ビオチン化血小板で順に標識し、血小板膜抗原を取り込ませる抗原輸送系を用い、血小板に対するT細胞増殖反応が検出可能であるか検討した。患者末梢血リンパ球のこの抗原輸送系を利用した血小板に対する増殖反応は血小板非存在下あるいはB細胞株のみの系に比較して2から3倍の刺激効果を示し、血小板特異的なT細胞増殖が検出可能であった。現在、この系を利用してT細胞株のあらたな樹立および特性検討を行っている。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)