Project/Area Number |
12770627
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Endocrinology
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Research Institution | Research Institute for Production Development |
Principal Investigator |
小松 弥郷 財団法人生産開発科学研究所, 成人病科学研究室, 研究員 (40322648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須田 道雄 財団法人生産開発科学研究所, 成人病科学研究室, 研究員 (40301741)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | カルシウム感知受容体 / 杭体 / 細胞外ドメイン / 一過性過剰発現細胞 / 高カルシウム血症 / 低カルシウム血症 / 抗体 |
Research Abstract |
ヒトカルシウム感知受容体の部分配列に対応する合成ペプチドを免疫し、抗血清を得た。この抗血清が実際にカルシウム感知受容体を認識するか検討するために、発現プラスミドであるpcDNA.CASRを陽イオンリポゾーム法にてCOS細胞にtransfectし、一過性にヒトカルシウム感知受容体を過剰発現させ、この細胞から抽出したタンパクをウエスタンブロット法にて検討したところ、ヒトカルシウム感知受容体に対応する約80kDaのバンドを特異的に検出した。また、原発性副甲状腺機能亢進症の副甲状腺腺腫組織から抽出したタンパクにおいても同様なバンドを検出した。そこで、このアッセイにより、以下の方法で低カルシウム血症をきたした特発性副甲状腺機能低下症の血清(3例)中にカルシウム感知受容体の自己抗体の有無を検討した。1)ヒトカルシウム感知受容体過剰発現細胞の可溶化膜標品をあらかじめ、4C、over nightで特発性副甲状腺機能低下症の血清とincubate後、上清をウエスタンブロットに用いてコントロールとバンドの変化を比較した。2)ウエスタンブロットに用いる抗血清と特発性副甲状腺機能低下症の血清を混合し、バンドの変化を比較した。いずれの方法にてもバンドの位置、濃度に変化を認めず、検討した特発性副甲状腺機能低下症の血清においてはカルシウム感知受容体に対する抗体の存在は明らかではなかった。同様の検討をわれわれが既に作製したPTH受容体過剰発現細胞と抗PTH受容体血清を用いて行ったが、特発性副甲状腺機能低下症の血清においてPTH受容体に対する抗体の存在は明らかではなかった。
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