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酸化LDL発現とアポトーシスからみた外科的肝障害機構の解明

Research Project

Project/Area Number 12770648
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

遠藤 公人  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (70292315)

Project Period (FY) 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords虚血再潅流障害 / 過酸化脂質 / アポトーシス / 肝細胞 / PCOOH
Research Abstract

本年度の研究として,,当初予定したラットではなくSODトランスジェニックマウス(以下Tg)由来初代肝細胞培養系を用いて以下の検討を行った。
[方法]Tg群と通常マウス(以下C)群より肝細胞を24時間培養し,肝細胞と脱酸素剤を密閉容器にいれ低酸素を負荷後,容器から肝細胞を取り出す事で再酸素化を行い,in vitroの虚血再潅流モデルとした。生化学的解析として,培養上清中AST,LDHの経時的測定,細胞膜の主要構成リン脂質phosphatidylcholineの過酸化物であるPCOOHの肝細胞中濃度を測定した。また活性酸素による肝細胞apoptosisの誘導とSODのapoptosis抑制効果を検討するため,再酸素化後,Tg群とC群をTUNEL法を用いて比較検討した。
[結果]C群では再酸素化2時間よりAST,LDH,PCOOHは持続的に上昇し細胞障害が惹起された。Tg群ではその上昇は抑制された。肝細胞のみが存在する系でPCOOHが上昇し,PCOOHは肝細胞由来であることが確認された。TUNEL法による,Flow cytometric analysisとin situでの免疫染色の結果,再酸素化でC群にapoptosisが誘導され,Tg群ではその誘導が抑制されていた。
SODトランスジェニックマウスでは肝細胞膜の脂質過酸化は抑制され,それは正常の約1.8倍である細胞質内SOD活性が,活性酸素による細胞障害を抑制したと考えられた。本研究では,PCOOHによる直接的なapoptosisの誘導は明らかではないが,apoptosisの誘導された肝細胞ではPCOOHは上昇しており,過酸化脂質がapoptosis誘導に何らかの影響を与えている事が示唆された.

Report

(1 results)
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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