Project/Area Number |
12770681
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
毛利 成昭 山梨医科大学, 医学部, 助手 (00242644)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 短腸症候群 / 消化管延長術 / 小腸移植 / 自家移植 / 小腸自家移植 / 大腸内移植術 |
Research Abstract |
SD雄性ラットを用いて小腸粘膜を大腸筋層に移植を行った。1cm, 2cm, 5cmの小腸粘膜を採取しその生着実験を行った。前年生着がなかなかえられなかったことからグラフとの処理中にFogaty balloonによるグラフとの圧迫を各群に行った。2cm、5cmのグラフとは段階的に徒手的に圧迫処置を加えた。各群3匹づつ行ったが全例が感染、虚血と思われる脱落壊死をしていた。現在グラフとの採取方法、処理、抗生物質投与、移植粘膜グラフとの圧迫固定を検討中である。 90%大量小腸切除を行いThiry-Vella loopを作成するT群とBianchi手術にて腸管延長術を施行した群をそれぞれ4匹づつ合計8匹作成した。残念ながら全例が手術直後に死亡あるいは術後1日目に死亡していた。T群を死亡後解剖したところThiry-Vella loopに壊死は認められず小腸・結腸吻合術に縫合不全は認められなかった。また、B群では1匹に小腸結腸吻合術部の縫合不全と思われる膿瘍形成が認められ1匹に小腸-小腸の縦裂縫合部に縫合不全を疑う膿瘍形成が認められた。他の3例については縫合不全、感染を疑わせるような所見は認められなかった。90%小腸大量切除+Thiry-Vella loopの作成及び90%小腸大量切除+Bianchi手術は、手術手技的に複雑で手術方法の長時間化、それに伴う低体温をきたしていたものと思われた。現在手術方法の簡略化について再検討し、手順の洗練と術中体温維持輸液についても再度検討し研究を継続している。
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