Project/Area Number |
12770967
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
赤埴 詩朗 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80322189)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 声門部癌 / 放射線療法 / Galectin-3 / アポトーシス |
Research Abstract |
1.声門部早期癌及ぴ正常組織におけるGalectin-3の発現の解析 当施設の声門部早期癌約100症例が研究対象である(前回の報告書より症例数が増加した)。放射線照射前の声門部早期癌及び周囲正常組織の生検標本を用いてABC法にて顕微鏡下にGalectin-3を同定しまた同時に良性腫瘍や異形成等の前癌病変においても同様にGalectin-3を同定しその比較定量を行なった。正常粘膜ではGalectin-3の発現は抑えられているがポリープでは炎症細胞浸潤の程度によりその発現レベルが左右されることが判明した。加えてGalectin-3の発現が正常粘膜、異形成、癌といった一連の過程で正の相関をもって増加することも判断し一定の研究成果があったがGalectin-3の発現の程度と腫瘍分化度等の予後因子ならびに再発、生命予後との関連については症例数を増やして解析中である。 2.放射線照射によるGalectin-3発現の変化 手術的に摘出した声門部癌組織切片から細胞浮遊液を作製し放射線照射(γ-Irradiation)を行なった後Galectin-3抗体を用いたフローサイトメトリー、ウエスタンプロッティングを行ない放射線照射前後のViable cellにおけるGalectin-3の発現を比較検討した結果、放射線照射後のViable cellではGalectin-3の発現の増大を認め放射線照射におけるGalectin-3の抗アポトーシス機能の関与が示唆された。
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