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NOD/SCIDマウスを用いたヒト皮膚創傷治癒モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 12771070
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Plastic surgery
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

陳 建穎 (陳 建頴)  慶應大, 医学部, 助手 (30286520)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords創傷治癒 / ヒト皮膚モデル / ヒト由来血管新生
Research Abstract

1.NOD/SCIDマウスを用いた皮膚移植片の組織学的、免疫組織学的検討
1)移植方法の検討
5-10週令の雄マウス背部に、広背筋皮弁挙上時に発生した余剰皮膚を、大きさ、厚さ、方法を変えて移植した。
a)5mm角皮膚片(全層)を背部皮膚に移植し、固定は周囲皮膚との縫合のみ
b)10mm角皮膚片(全層)を背部皮膚に移植し、固定は周囲皮膚との縫合のみ
c)10mm角皮膚片(分層)を背部皮膚に移植し、固定は周囲皮膚との縫合のみ
d)20mm角皮膚片(分層)を背部皮膚に移植し、固定は周囲皮膚との縫合のみ
e)10mm角皮膚片(全層)を背部皮膚に移植し、固定は周囲皮膚と下面の筋と逢着
f)背部に10mm×20mmの皮弁を挙上し、この皮弁の裏面に10mm×20mm角の皮膚片を移植し、固定は周囲皮膚との縫合のみ
2)肉眼的観察 1週間後、a)-f)すべてが生着したが、3週後より、移植片皮膚の乾燥が著明であった。
2ヶ月後には、移植片の角質は脱落した。この部位を切除し、病理学的に検討した.
3)HE染色による組織学的検討 移植後2ヶ月のHE染色による組織学的検討では、a)f)では完全生着がみられ、b)c)d)e)では辺縁部は良好な生着がみられるものの、中心部は壊死像がみられた。このことから、a)-e)では移植片は主に血流を周囲皮膚から獲得しており、下面の筋肉への逢着を行っても十分な固定は得られなかった.また、f)では10mm×20mm大の植皮片が完全生着していることから、このモデルでは下面の皮膚膜様筋との固定が良好で、血流がえられたと考えられる.
4)免疫組織学的検討 a)-f)すべての標本の生着部位で、抗ヒトEMA,CEA,CD31,CD34,サイトケラチン抗体は陽性を示し、ヒト由来の新生血管、付属器が存在していることが判明した.
2.NOD/SCIDマウスを用いた皮膚移植片の創傷治癒の肉眼的検討
10mm×20mmヒト皮膚片をf)の方法でマウス背部に移植し、2ヶ月後に5mm大の皮膚欠損創を作成したところ、角質の乾燥、肥厚が著明で、治癒の遅延がみとめられた。今回は創部を開放した状態でおこなったため、今後、創部を湿潤環境に保った状態での実験を試みる予定である。

Report

(1 results)
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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