Project/Area Number |
12771077
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plastic surgery
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
山本 眞由美 関西医科大学, 医学部, 助手 (90247940)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 毛根 / モノクローナル抗体 / サイトケラチン |
Research Abstract |
有色家兎耳介にアレキサンドライト脱毛レーザーを照射し、その後の毛嚢再生過程を抗サイトケラチンモノクロナール抗体を用いて経時的に染色し組織学的考察をおこなった サイトケラチン(ck)はケラチノサイトの産生する細胞間線維性蛋白質で現在20種類の存在が確認されモノクロナル抗体により染色が可能である。このうちck14は表皮基底層に存在し、毛嚢では表皮側から脂腺開口部までに分布している。ck16は脂腺開口部から毛母までのsuprabasalに存在している。一方脱毛レーザーを照射した後は全くの無毛になるのではなく、毛が産生される所もあり、剛毛でなく産毛様となる。これは毛嚢自体がレーザー照射により変化したことによるものなのか。レーザー照射により毛嚢のどの部位が強く破壊されるのか、毛嚢再生がおこり発毛がみられる過程においての組織学的変化を抗ck14,16モノクロナル抗体で染色し照射前の正常組織と比較検討した。結果:表皮側から脂腺開口部まで(ck14)では照射直後より正常とおなじように染色され、破壊が少ないことが示唆された。脂腺開口部から毛母まで(ck16)では照射直後より染色される部分が大幅に減少し3ヶ月を経てもあまり回復していなかった。これは照射後発毛がみられた毛嚢と毛の再生がおこっていない毛嚢双方で観察され、毛嚢の脂腺開口部より深部では発毛の如何にかかわらず、破壊から完全に回復しておらず、このことが再生した毛が径の細い産毛状になることと関連があると考えられた。
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