歯周病原性細菌由来DNAのCpGモチーフを介した病原性とその意義性
Project/Area Number |
12771092
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
竹下 玲 明海大学, 歯学部, 助手 (70236454)
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Project Period (FY) |
1999 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | P. gingivails / Bacterial DNA / CpGモチーフ / CpG DNA / サイトカイン / 歯肉線維芽細胞 / 歯周疾患 / P.gingivalis / IL-6 / CpG / DNA |
Research Abstract |
歯周疾患の発症と成立には、Porphyromonas gingivalis (P. gingivalis)を中心とする幾つかの歯周病原性細菌が歯周組織に付着し、感染後、これらの細菌由来の病原性因子であるLPSや線毛が、マクロファージを中心とする歯周組織に存在する細胞に作用し、TNF-α、IL-1並びにIL-6などの炎症性サイトカインを誘導し、そのサイトカインが機能的な役割を演じていることが明らかにされている。近年、細菌由来のDNAは、種々の生物活性を有していることが、報告されている。最近、このDNAが、TNF-αとIL-1を強く誘導し、エンドトキシン誘導性ショック様症状をマウスに起させることが示されている。そこで、細菌由来DNAが、歯周病の発症と成立に関係するか否か検討することは意義あることと考えられる。そこで、P. gingivalis DNA及びCpGモチーフを有した合成DNAを、骨吸収アッセイ系に添加し、in vitroで骨吸収活性を検討した結果、強い骨吸収活性が確認された。また、歯周病患者のプラーク中の細菌由来DNA量とその病態との相関についての検討した。その結果、歯周ポケット内のプラーク内の細菌由来のDNA量と被験者の歯周病の重症度と間に、相関性があることを見いだした。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)