bHLH型転写因子DEC2による軟骨分化調節機構の解明
Project/Area Number |
12771106
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional basic dentistry
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
藤本 勝巳 広島大学, 歯学部, 助手 (40294566)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | bHLH型転写因子 / 軟骨 / 分化 |
Research Abstract |
DEC2は塩基性ドメイン-ヘリックス-ループ-ヘリックス(bHLH)構造をもつ新規転写因子である。DEC2は骨格筋・神経に多く存在するが、その機能は不明である。今回、マウスDEC2の遺伝子構造の解析とDEC2と相互作用する蛋白の解析を行った。 1.遺伝子解析 DEC2のノックアウトマウスを作製する目的とDEC2の発現調節機構を解析する目的でマウスDEC2遺伝子の構造を解析した。上流領域3.6kb、翻訳領域のエキソン・イントロンを含む領域5.4kb、計9kbの領域の塩基配列を決定した。マウスおよぴヒトDEC2遺伝子上流に共通する配列としてSTATx, GATA-1, Sp1, p300, SRY等の応答配列が存在した。また、マウスおよぴヒトDEC2遺伝子上流領域をルシフェラーゼ遺伝子の上流に挿入したベクターを作製し、ルシフェラーゼアッセイを行った。その結果、DEC2はDEC2自身の転写を抑制することで自身の発現を制御していることが明らかになった。 2.蛋白相互作用 DEC2と相互作用する分子を探索するために、yeast two-hybrid実験を行った。胎生17日目のマウス胎児のcDNA libraryから数十個の候補遺伝子が得られ、塩基配列を決定後、蛋白構造を推定した。それら候補蛋白質とDEC2の結合をDEC2のリコンビナント蛋白を用いたGST pull down法により確認中である。また、GST pull downの結果、DEC2はbHLH領域を介してhomodimerを形成していることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)