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耳下腺腺房細胞の開口分泌におけるADPリボシレーション因子(Arf)の関与

Research Project

Project/Area Number 12771113
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Functional basic dentistry
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

道家 洋子  日大, 歯学部, 助手 (90307869)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords耳下腺 / Arf1 / ホスホリパーゼD / 開口放出
Research Abstract

本研究の目的は、cAMP依存性の開口放出におけるArf1の役割を明らかにすることであった。Arf1の下流にあるものとしてリン脂質酵素の一つであるホスホリパーゼD(PLD)活性が、ラット耳下腺腺房細胞に存在するかどうか確認した。耳下腺腺房細胞をホモジネイトし、ライセイトを調製した。PLD活性は、[^3H]ホスファチジルコリンから分解される[^3H]コリン量を測定した。ラット耳下腺腺房細胞にGTPgS依存性PLD活性が確認された。これは、低分子量GTP結合タンパク質依存性のPLD活性の存在を示している。また、ホスファチジルイノシトール(4,5)2リン酸(PIP_2)の依存性も確認された。私たちは、Arf1のN末ペプチドがcAMP依存性のアミラーゼ開口分泌が抑制されることを明らかにしてる。そこで、同一のペプチドを用いて、GTPgSおよびPIP_2依存性のPLD活性に対する影響について実験を行った。Arf1は、N末にミリスチル化という脂質修飾がされている。実験の結果、40mMのミリスチル化されたペプチド(myr-Arf1ペプチド)は、37℃15分のインキュベートでGTPgS依存性のPLD活性をほぼ80%抑制した。しかし、ミリスチル化されていないArf1のN末ペプチドや配列が全く逆のArf1のN末ペプチドは、myr-Arf1ペプチドに比べ抑制効果は著しく小さかった。これらの結果は、GTPgS依存性のPLD活性にArf1が大きく関与していることを示している。膜の輸送にリン脂質代謝は大きく関与しており、Arf1は、ラット耳下腺腺房細胞において、脂質代謝を制御するPLD活性を通して、アミラーゼの開口放出を制御してい可能性があることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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