Project/Area Number |
12771162
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
鈴木 一吉 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (80281468)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | コラゲナーゼ活性 / P.endodontalis |
Research Abstract |
前年度の研究で、P.endodontalisの標準株の菌体の培養と粗酵素液(超音波破砕菌体抽出液)の調製を行い、予備実験として超音波破砕菌体抽出液のコラゲナーゼ活性測定をSDS-PAGEを利用し行ったところ調整I型コラーゲン溶液を混和した電気泳動パターンに若干の違いが観察された。この結果より、P.endodontalisの標準株には、活性は非常に弱いと考えられるが、コラゲナーゼ分解活性を持つことが示唆された。 そこで本年度は、このコラゲナーゼ分解活性を持つ酵素がどのような種類のタンパク質分解酵素か検索するために、P.endodontalis標準株の超音波破砕菌体抽出液に各種プロテアーゼ阻害剤を作用させ活性の阻害の有無を検討した。 P.endodontalisの標準株超音波破砕菌体抽出液のコラゲナーゼ活性に対する各種プロテアーゼ阻害剤は次の5つを使用した。 (1)ヨードアセタミド (2)ヨード酢酸 (3)EDTA (4)PMSF (5)TIMP-1 この結果、P.endodontalisのI型コラーゲンを分解する酵素はヨードアセタミドとヨード酢酸によりその分解活性が阻害されたが、EDTA、PMSF、TIMP-1では阻害されなかった。 以上のプロテアーゼ阻害剤を用いた実験結果からP.endodontalisの産生するコラーゲン分解酵素はシステインプロテアーゼの可能性が示唆された。
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