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マウス扁平上皮癌の骨吸収因子に関する実験的研究

Research Project

Project/Area Number 12771227
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

入江 彰彦  長崎大学, 歯学部, 助手 (90304956)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords扁平上皮癌 / 骨吸収 / 破骨細胞
Research Abstract

歯肉癌などの口腔扁平上皮癌は進展すると顎骨に浸潤し骨を吸収する。この研究では癌による骨吸収のメカニズムを明らかにするために企画した。平成12年度にはマウス扁平上皮癌を用いて顎骨浸潤モデルを作製し、癌の増殖ならびに骨吸収を組織学的に検索した。その結果、増殖活性の高い癌細胞が骨吸収に強く関係することが分かり、破骨細胞へ影響を与えていることが推察された。
今年度は癌が産生しているさまざまな物質の中で浸潤・転移に際し、細胞外基質を分解するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)に着目してみた。MMPは骨表面の骨基質を分解し、ミネラルを露出させ、破骨細胞による骨吸収を容易にすると考えられている。そこでマウス扁平上皮癌顎骨浸潤癌モデルを用いて、免疫組織学的にMMPの検索を行った。使用したMMPは口腔扁平上皮癌で発現が報告されているMMP-2とMMP-9並びにこれらの活性化する膜型のMMPであるMT1-MMP(MMP14)を用いた。その結果、MMP-9の発現が増殖活性の高い癌細胞周囲にみられた。しかし、MT1-MMPとMMP-2は発現は明らかではなかった。MMP-9は癌の増殖・浸潤・骨吸収に強く関わっているように思われた。しかしながら、発現したMMP-9は癌細胞から分泌されたのかは確認できず、今後培養細胞での実験を考えているとともに、破骨細胞への影響についても検討してみたいと考えている。MMPの活性は内因性インヒビターであるTIMPの活性とのバランスによって発現されるとも言われる。したがって、今回発現しなかったMMP-2、MT1-MMPについてもTIMPとのバランスを検討する余地が分かった。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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