• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

細胞周期が白金製剤と光化学治療の併用に及ぼす影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12771228
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

池田 久住  長崎大学, 歯学部・附属病院, 講師 (00244088)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords光化学治療 / Photodynamic therapy / シスプラチン / 細胞周期 / フローサイトメーター / フォトフリン / 電子顕微鏡 / ミトコンドリア
Research Abstract

臨床で最も使用されている白金製剤の一つであるシスプラチン(CDDP)と光化学治療(Photodynamic therapy : PDT)の併用についてHeLa細胞を用いた研究を行った。CDDPの併用はPDTの前後で行い殺細胞効果を比較した。研究の結果からは、CDDPとPDTを併用すると、それぞれ単独の場合に比較して明らかに殺細胞効果の向上が認められた。併用効果はCDDPの濃度と併用順序に相関が認められた。CDDPの濃度が高くなるにつれ、殺細胞効果の向上が認められた。併用順序に関してはPDTの前にCDDPを作用させた場合が、PDTの後にCDDPを作用させるよりも殺細胞効果が高いとの結果が得られた。フローサイトメーターを用いた細胞周期の解析では、CDDPの濃度の上昇、および接触時間の延長にともない、細胞全体がS期に集積する傾向が認められた。PDTはS期の細胞に最も効果が高いと言われている。本研究の結果はPDT前のCDDPとの接触により、細胞周期がS期に同調されたことによるPDT効果の増強によるものと考えられた。本研究の結果は、実際の臨床の場においてもCDDPの事前投与、あるいは持続投与を行いながらのPDT施行の有効性を示唆すると考えられた。さらに二つの治療方法を併用することで、薬剤濃度を減量させても治療効果の向上が期待され、副作用の軽減にも役立つものと考えられた。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi