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頭頸部癌に対する新しい免疫療法の試み

Research Project

Project/Area Number 12771253
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionMatsumoto Dental University

Principal Investigator

高橋 悦治  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (60278174)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords免疫療法 / 頭頸部癌 / ワクチン / 扁平上皮癌 / 腫瘍関連抗原 / 腫瘍抗原
Research Abstract

扁平上皮癌由来培養細胞から細胞膜蛋白,可溶分画蛋白および培養上清蛋白を抽出し、これら蛋白の抗原性についてBALB/cマウスの脾臓細胞培養系と腹腔内マクロファージを用いた活性酸素産生能測定法を用いて検討した。培養細胞はマウス扁平上皮癌細胞を、活性酸素産生能を測定する腹腔内マクロファージは、同系のBALB/cマウスを用いた。その結果、リンパ球の芽球化反応は、扁平上皮癌由来培養細胞の細胞膜蛋白、可溶分画蛋白および培養上清蛋白間において有意な差はみられなかった。腹腔内マクロファージの活性酸素産生能は、細胞膜抽出蛋白を添加することによって軽度上昇した。また、培養上清蛋白添加群においても活性酸素産生能のわずかな上昇が認められた。しかし、可溶分画蛋白では腹腔内マクロファージの活性化はみられなかった.それぞれの抽出蛋白(10μg)をBALB/cマウスの皮下に接種したのち,扁平上皮癌培養細胞を移植して細胞の生着率を検討した。その結果、可溶分画蛋白、培養上清蛋白、細胞膜蛋白の順に生着率が高かった。
以上の結果より、細胞膜蛋白と培養上清蛋白に腫瘍抗原性が認められ、これらが同一抗原と考えると、本抗原が細胞膜よりSeddingにより細胞外へ移行している可能性が示唆された。なお、細胞膜蛋白と培養上清蛋白をFPLCで分画し,細胞抗原の粗精製を試みているが,抗原性を有する蛋白はきわめて微量であり,これらの蛋白の抽出・精製には,膨大な蛋白量が必要であることが明らかとなった。今後、ひきつづいて腫瘍抗原を抽出・精製し、抗体を作成したいと考えている。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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