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歯根吸収を行う破骨細胞とその分化・成熟・機能を調節する因子の関与について

Research Project

Project/Area Number 12771287
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

川下 由美子  長崎大学, 歯学部・附属病院, 助手 (10304958)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords歯根吸収 / 破骨細胞 / 破歯細胞 / RANKL / OPG / 破骨細胞分化因子(ODF) / 破骨細胞形成抑制因子(OCIF)
Research Abstract

生理的な歯根吸収には、それを担う破歯細胞にどのような刺激因子が関わっているのかを知ることを、主要な目的として本研究を行った。ラットの上顎臼歯部は顎骨の成長に伴って遠心に移動し、その際に生理的歯根吸収が観察される。それは、4週齢前後で開始し、12週齢でその進行速度が低下あるいは中止することがいわれている。そこで今回、生後3、4、5、6、12および16週令の雄性ウイスター系ラットを用い、上顎臼歯歯根部の水平断切片を作製した。生理的歯根吸収の一連の過程で、破骨細胞の刺激因子であるRANKLとOPGがどのように発現しているのかin situ hybridization法と免役染色法を用いて探索した。また、破骨細胞の指標には、酒石酸耐性酸フォスファターゼ(TRAP)活性を用いた。
その結果、破歯細胞が歯根を吸収している時期のみならず、その前後の週齢においても、歯根膜細胞や骨芽細胞にはこの2つの刺激因子であるRANKLとOPGが発現していることが観察された。このことは、培養細胞を使ったC.S.Sheelaの報告(Mol. Cell Bio. Res. Com.3,145-152,2000)と似たような結果であった。
このことから、歯根吸収を担う破歯細胞の周辺には、常にその刺激因子が発現していると考えられた。この2つの因子のバランスによって、破歯細胞の分化・成熟が行われるのではないかと考えられた。
今後、より生理的歯根吸収のメカニズムを知るために、ヒトと同じような乳歯と永久歯が交換することが観察される動物を使って解明したいと考えている。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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