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顎機能診断におけるバイオメカニックスの応用

Research Project

Project/Area Number 12771300
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

久保田 雅人  昭和大学, 歯学部, 助手 (30297030)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2001: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords顎機能診断 / 顎骨形状 / 筋機能
Research Abstract

【目的】
顎関節症や変形症などの咀嚼器官における形態的・機能的な障害にはさまざまな原因が考えられ、その解明に向けて多くのアプローチがおこなわれている。その一つである顎機能診断法には、筋電図解析や顎運動解析、発音解析などが用いられている。しかし、それらの多くは、個々の生体における形態的特徴を含めた解析は不可能であり、障害が発生する機序について総合的な把握を行えるものは皆無である。
そこで本研究は、個々の生体における三次元的な顎運動をそれぞれの顎顔面構造を用いて再現し、かつその力学解析もおこなうシステムの構築を目的とすた。
【方法】
本学矯正科受診者で充分内容を説明の上で同意を得た顎変形症患者に対し、術前・術後の筋電図・下顎運動路の採得を行った。咀嚼筋表面筋電図から積分値ならびにパワースペクトルの解析をおこない、さらに、6自由度運動路測定器により下顎体上の3点の運道路を算出した。また顎骨の形状,筋付着部位,筋断面積比率の計測を行うため、CT撮影をおこない(断層厚2mmにてスキャン)画像処理ワークステーションにて三次元再構築し、顎骨形状を計測する。その後に割断処理,CT値の調整をおこなって筋組織の牽引方向などを算出した。
【結果・考察】
各咀嚼筋による協調作業の結果としての顎運動を解析することが可能となれば、連立方程式の解を求めるのと同様な手順によって通常では解析不能な内外側翼突筋の機能にも迫ることができるものと考えられる。また、関節頭形態や顎顔面形態と下顎運動の相互の関連性を捉えることは、顎関節症発症の解明や歯科治療が機能改善に及ぼす影響を定量的に評価する一助にもなるであろう。本研究によって得られた三次元顎運動動画像を観察すると、顎関節症患者における開閉口運動中のクリッキングの発生時期や位置が視覚的かつ直感的に容易に把握される。とくに関節頭部の速度,加速度の表示からは障害の程度を定量的に評価する可能性も示された

Report

(1 results)
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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