感染看護専門看護婦を活用しMRSA保菌者の続発を終息させた看護管理者の実践の検討
Project/Area Number |
12771498
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
基礎・地域看護学
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
伊藤 道子 岩手県立大学, 看護学部, 講師 (30261671)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2000: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | 看護管理者 / 病院感染対策 / 専門看護師 / 感染看護 / 看護管理 / 専門看護婦 |
Research Abstract |
非常勤の感染予防専門ナース(以下ICNとする)を活用し、感染予防対策(以下対策とする)を推進し「ICNの活用で看護師が実施するよい影響をもたらした」と答えた岩手県内の異なる病院における複数の看護管理者(以下、管理者とする)に半構造面接を実施した。共通して「ICNがいたから対策ができたのではない」と話した。 「ICNの採用動機」は、総看護師長は現状の看護ケアに疑問や変革の必要性を感じたためであった。そして対策の特徴と解決方法を考えた結果、専門家を採用し実際に自分の組織のどこをどのようにかえればよいのかを見て、評価をして欲しいと考えた。また、MRSAの保菌者が増え看護度が上がった部署の看護師長は「今が自分達が変わるよい機会だ」と考えICNの助言を取り入れようと考えた。「ICN獲得のため実施した」ことは、総看護師長では病院長などの病院管理者へICNの採用を申し出たことである。またICNに定期的な来院を望み講師料を支払うように事務部と交渉した。ICNへの動機づけも実施しており、病院内の事情を説明しどのように問題解決をするかの時間を設けていた。「ICNの活用のために所属する組織で行ったこと」は看護スタッフへの動機づけであり、ICNが看護チームに入り参加観察することの了解を看護スタッフから得ていた。看護ケアの現実をICNが把握することを求め特に総看護婦長は「組織の最大の責任は管理者にある」とし、「ICNが何かしてくれるだろうではなく、ICNの力が発揮できるように環境を整えること」を役目としていた。看護師長はICNからの助言を元に、感染予防対策を朝のミーティングで看護スタッフと確認し、改善を確認しあい看護ケア技術の向上をめざした。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)