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乳癌の疑いを抱いて受診する患者への看護インターベンション

Research Project

Project/Area Number 12771538
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical nursing
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

猪又 克子  北里大学, 看護学部, 講師 (20207723)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords乳癌 / 病気体験 / 外来看護 / 看護インターベンション
Research Abstract

【目的】本研究の目的は、乳癌の疑いを抱いて受診した患者に看護師としての研究者がパートナーとして存在することで、その病気体験の過程にどのような変化が現れるかを探求することである。
【方法】Margaret Newmanの「拡張する意識としての健康」の理論を枠組みとし、Newmanのいう看護実践と看護研究を結びつけたresearch as praxisの立場をとっている。
乳癌の疑いを抱いて外来を受診した初診の患者の問診票記載時と診察時に看護師として同席した。そして、本研究への参加依頼書をもとに説明を行い、研究への参加の承諾が得られた参加者に対して面接を実施した。1回の面接時間は50〜60分とし、2〜4回の面接を実施した。
【結果・考察】研究参加者は4名で、外来受診時および手術目的での入院中に面接を実施した。参加者4名とも、面接を通して今後の方向性がつかめたと解釈できた時点で面接を終了した。
研究参加者のパターン認識の過程には、5つの局面が認められた。それは、局面1:患者と看護師のパートナーとしての出会いと関心事の共有、局面2:患者自身がパターンを認識する局面、局面3:検査・手術を体験していく中で情報を得ながら不安な気持ちを整理する局面、局面4:治療後の見通しと可能な生き方の模索、局面5:新しい生き方を表出する局面であった。
本研究では、乳癌の疑いを抱いて外来を受診した初発の患者を対象にしているため、局面3が特徴的に認められた。この局面の検査・手術を体験して不安定な気持ちを整理する過程には、「知りたい」「肯定したい」「納得したい」という3つのテーマあることも明らかになった。
乳癌の疑いを抱いて外来を受診した患者が、その辛い体験にも意味を見いだすためには、癌告知を受ける初診時からの看護師の積極的な介入が必要であると考える。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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