Project/Area Number |
12771551
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical nursing
|
Research Institution | Kagawa Prefectural College of Health science |
Principal Investigator |
松岡 千代 香川県立医療短期大学, 看護学科, 講師 (80321256)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 専門職間連携 / チームワーク / 質問紙調査 / 共分散構造分析 / バーンアウト / タスク機能 / メインテナンス機能 / 環境的サポート / 因子分析 |
Research Abstract |
本年度の研究では、前年度の東京調査の結果を基に、質問紙の部を修正して、全国の居宅介護支援事業所の介護支援専門員への調査を実施した。 (1)概念枠組み:「チームワーク」は「タスク」と「メンテナンス」機能からなり、「外的サポート」「スタッフ資質」「リーダーシップ」の要因がそれに影響する。また「チームワーク」機能はメンバーの「仕事満足度」と「バーンアウト」に影響をするというモデルを設定した。 (2)調査対象と方法:調査対象は、全国の居宅介護支援事業所に勤務する介護支援専門員で、全国の市町村を無作為に抽出し、そこに所在する事業所に調査票を3部ずつ送付した。調査期間は平成14年1月31日〜2月25日、最終有効回答数は604、有効回収率は34.6%であった。データ分析はSPSS10.0BaseとAmos4.0を用いた。 (3)結果:対象者の属性は、年齢は平均41.9歳(SD=8.3)、性別は男性16.0%、女性84.0%、職種は看護職44.9%、ソーシャルワーカー18.0%、などであった。「チームワーク」機能19項目について、探索的因子分析を行った結果、その構成概念妥当性は検証された。次に、「チームワーク」機能モデルの適合性を評価するために、共分散構造分析を行った結果、X^2=5.67(df=1,p=.017)、GH=.996,AGFI=.944,RMSEA=.088であり、この概念モデルは適正であることが示された。また「チームワーク」機能と関連要因モデルの適合性を評価するために、共分散構造分析を行った結果、X^2=43.30(df21,p=.003)、GFI=0.984,AGH=.966,「MSEA=.042であり、概念モデルはほぼ適正であることが示された。 以上のことから「チームワーク」機能がうまく働けば「仕事満足度」が向上し「バーンアウト」が減少するという関係が認められた。
|