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高齢期における夫婦の関係性とソーシャルネットワークに関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 12780084
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 家政学一般(含衣・住環境)
Research InstitutionKyushu Women's University

Principal Investigator

宇都宮 博  九州女子大学, 家政学部, 講師 (10320152)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords高齢期 / 夫婦 / ソーシャルネットワーク / 相互性 / 主観的健康評価 / 加齢 / 関係性
Research Abstract

2年目にあたる平成13年度では,高齢期有配偶者のソーシャルネットワークとその関連要因について,以下の2研究を行った。調査は質問紙法によっで実施された。
まず分析1では,高齢期有配偶者のソーシャルネットワークの構造を依存度と志向性の観点から検討した。その結果,依存度と志向性ともに3次元(対配偶者,対家族,対社会)であることが確認された夫妻間において,これらの相関は認められなかった。さらに本分析によって,高齢期の対人ネットワークが夫妻の年代(向老期,高齢期)と主観的健康評価,ならびに夫のIADLによって異なる可能性も示唆された。
一方分析2では,配偶者との死別についての取扱いが加齢とソーシャルネットワークの質によっていかに異なるかを検討した。死別の取扱いについては,話し合いの必要性の認知と実行度に着目した。その結果,妻では加齢にともない,必要性の認知と実行度いずれも高まり,配偶者との死別に積極的な姿勢をもつとみられた。また夫妻ともに,自己および配偶者双方のソーシャルネットワークによって,死別についての話し合いが左右される傾向も示された。
これら2つの分析を通して,ソーシャルネットワークと死別の取扱いにおいて,加齢変化の可能性が確認されたといえる。またネットワークのあり方において,夫妻間の相互性は示されなかった。しかしながら,自己と配偶者のネットワークは,それぞれ異なる形で個々の死別に対する基本姿勢に影響を及ぼしていることが示唆されたと考えられる。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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