Webページ利用CALL教材の開発と評価 -動画教材を中心に-
Project/Area Number |
12780139
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Matsue National College of Technology |
Principal Investigator |
岩田 淳 松江工業高等専門学校, 一般科, 講師 (00280438)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | CALL / 英語教育 / WBT / ウェブオーサリング / マルチメディア / 動画 / ストリーミング / マルティメディア |
Research Abstract |
1.語学教育におけるWBT(Web-Based Teaching)の利用について動向を調査した。コースウェア"Web-CT"が北米、欧州の教育機関で多く利用され、WBTによる語学教育が試みられているが、その学習効果に関する研究例が少なく、評価研究が急務であることが改めて判明した。 2.平成12年度の研究に引き続き、英語学習支援システムWeb-CALLの改善と学習評価について研究を進めた。3Dを利用し、インターフェイスに改良を加えた。学習評価については「Web-CALL授業」と「従来の授業」との学習データの比較を行い、システムが文法問題や資格試験用の演習形式の学習において効果があることが確認されたが、読解や作文では「従来の授業」以上の学習効果は確認できなかった。また、学習効果は学習システムに大きく依存されること、「WBTのみの学習」、「WBTと従来の授業の併用」、「従来の授業」との比較では、従来の授業の弱点を補う形でWBTを利用する「WBTと従来の授業の併用」が高い学習効果が期待されることが判明した。 3.Web利用の動画教材として、開発した「ストリーミングメデイア教材システム」で動画ファイル、問題文、スクリプト、ヒント、解説を合わせて教材を作成した。LAN上での動画教材の配信により動画の提示が容易となり、音声のみ提示の教材と比べ状況把握が容易であるという点で学習効果が確認された。また、学習者のアンケートから、話者の表情や状況を確認しながらの学習は音声や文字だけに頼る学習より動機付けに効果があるが、音声に集中しにくい等の問題点が指摘された。 4.現在は学習評価に関するデータの分析、コンテンツの追加、教材のWWW上での公開に向けた最終的な作業を進めている。今夏には所属する学会で研究成果を発表する予定である。また、動画WBT教材の効果的な利用について更に研究を進めていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)