日本語音声教授能力養成を目指した教材作成とその教育方法の研究
Project/Area Number |
12780169
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese language education
|
Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
河野 俊之 同志社女子大学, 学芸学部・日本語日本文学科, 助教授 (60269769)
|
Project Period (FY) |
2000 – 2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
|
Keywords | 日本語教師養成 / 日本語教育能力 / 音声教育 / 音声 / 誤用 / 母語の干渉 / データベース / 教材 / シラバス / カリキュラム / 教師養成 / アクションリサーチ |
Research Abstract |
日本語学習者の日本語についてはさまざまな誤用が見られる。そのうち、他の項目に比べ、音声について母語の影響が最も顕著に現れ、その教育が難しいとされる。 そこで、まず、日本語教育における音声教育の現状や日本語教師養成課程、養成講座における音声に関する授業の現状を調べた。その結果、日本語教師養成課程、養成講座では、音声学は扱われるが、音声教育についてはほとんど扱われておらず、そのため、教師は音声に対し、苦手意識を持ち、唯一絶対の「矯正」に頼ってしまうのではないかと考えた。 音声学ではなく、音声教育を学ぶ方法として、実際に日本語学習者への日本語OPIを採り、それを実際に日本語教師養成課程の授業などで使用した。その結果、ただ単に日本語音声学を学んだときと比べ、日本語学習者の音声について興味を持ち、実際の音声を観察する能力が増したと思われる、また、一般に言われる母語の干渉と異なる現状や母語によらず多くの日本語学習者に見られる誤用もあることがわかり、音声教育について、より具体的、主体的な教師を育成するのに役立ったと思われる。 今後は、データベースの問題点の改善やそれに付属する教材の改善を行い、また、カリキュラムについても改善を行う予定である。 なお、データベースについては、研究代表者がOPIテスターに認定される以前のものも多く、また、被験者に公開の許可を得ていないものもあるので、修正を加えるなどして、平成14年度のできるだけ早い時期に、Web上などで公開する予定である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)