Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Research Abstract |
本年度は,以下のような研究を行った。 用例管理システム,および,検索支援システムの実現:前年度設計を行った用例管理データベースを実装した。さらに,大規模なテキストデータベースから対象用例を高速に検索するために,検索支援システムを新たに設計・実現した。 予備的な用例分類実験の実施:予備的な用例分類実験を実施した。規模は,対象語数(日本語多義動詞)3,被験者数7名,分類用例数50(各動詞,各被験者)である。実験の結果に基づいて用例をクラスタリングした結果は,おおむね妥当なものであったが,被験者の分類の手間が大きいという問題が判明した。 用例分類支援方式の見直し:用例分類支援方式の見直しを行った。主として,用例分類の手間を減らす実験方法の考案,用例分類結果収集システムのインターフェースの改善である。 用例分類実験の実施,および,評価:上記の見直しに基づいて,用例分類実験を再度実施した。規模は,対象語数(日本語多義動詞)10,被験者数22名,分類用例数50(各動詞,各被験者)である。この用例分類結果に基づき,用例のクラスタリングを行った。評価は,既存の辞典と比較することにより行い,語義の階層構造の面から妥当な結果が得られていることがわかった。今後の課題としては,意味的曖昧性解消システムへの適用などにより,クラスタリング結果を定量的に評価することである。
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