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GISとがけ崩れ発生予測を統合した土砂災害警戒避難支援システムの構築に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12780348
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Natural disaster science
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

倉本 和正  山口大, 工学部, 助手 (10314824)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsがけ崩れ / 警戒避難 / GIS / ラフ集合 / 重判別分析 / 発生限界雨量線 / ニューラルネットワーク / 山口県
Research Abstract

近年,がけ崩れ災害に対しては,ハード,ソフト両面からの対策が必要とされている.そこで,本研究では,ソフト対策の中心的な役割を担うと考えられる発生予測手法を開発し,その発生予測手法によって得られる警戒避難情報を効率的に伝達できる手段を確立することを目的とした.本年度は,まず発生予測手法の開発のために必要な基礎資料の収集を行い,それらに基づき幾つかの発生予測手法の開発を試みた.
予測手法開発のための基礎資料については,全国的にもがけ崩れの発生件数や急傾斜地崩壊危険箇所数が多い山口県を対象地域に選定し,過去24年間にわたって蓄積された災害報告書(昭和50年〜平成10年:999件)および危険箇所点検調査書(平成9年調査:3,436箇所)を収集した.また,効率的な情報管理を目的として,それらのデータに関するGISデータベースの構築を行った.
発生予測手法の構築を行うに際して,まず発生予測技術の開発にとって有用な知見を得るために,構築したGISデータベースに対してラフ集合論を用いたデータマイニングを実施し,20項目にも及ぶ危険箇所データの中から,がけ崩れの発生・非発生に対して説明力が高い重要要因の抽出を試みた.
発生予測手法の開発では,重判別分析を用いて降雨要因と斜面要因を考慮したがけ崩れ発生・非発生予測システムの構築を行った.また,構築した発生・非発生予測システムの結果を用いて,降雨要因と斜面要因を考慮した斜面毎の発生限界雨量線を設定し,その有効性について検討を行った.
また,非線形性を有するパターンの分類に優れ,多くのデータを一度に処理することができるニューラルネットワークを用いて,降雨要因と斜面要因を考慮したがけ崩れリアルタイム発生予測システムの構築を行った.さらに,テストデータを用いてシステムの評価を行うとともに,構築したシステムの特徴について分析を行った.

Report

(1 results)
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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