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アジア地域木材貿易モデルによる林産物貿易自由化の森林の持続可能性への影響分析

Research Project

Project/Area Number 12780428
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 環境保全
Research InstitutionHosei University

Principal Investigator

島本 美保子  法政大学, 社会学部, 助教授 (70245629)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords林産物 / 貿易 / 持続可能性 / シミュレーションモデル / 空間均衡分析 / アジア / 空間均衡 / シミュレーション
Research Abstract

FAOのGFPM(空間均衡分析による世界林産物貿易モデル)を応用したアジア地域の林産物貿易モデルのバージョン2の製作にあたった。今年度のもっとも重要な課題は、丸太供給と天然林劣化の関係をどのようにモデルに組み込むか、ということであった。FAOのGFPMは、丸太供給と森林資源の増減の関係をモデル内に組み込んでおらず、FAOの出した丸太供給量予測を外生的にモデルに組み込んでいるので、林産物の森林資源への影響分析は、説得力に欠けるものとなっている。
とはいえ森林資源のタイムシリーズデータを入手できる国は、先進国に限られているため、FAOがこれまでに森林資源と林産物生産をリンクさせた唯一のモデルである、Global Fiber Modelのデータをもとに、アジア地域の森林資源モデルを構築することにした。Global Fiber Modelでは、森林資源と紙パルプ供給の関係がかなり単純化され、また紙パルプ供給の予測が楽観的になっている。そこで、ワーキングペーパーの熱帯広葉樹の森林資源モデルにインプットされていたデータをもとに、産業用材伐採と森林資源に関する動態的なシミュレーションモデルを構築中である。
また森林の持続可能性と林産物貿易の関係について、国際的枠組みをどのように構築すべきかという政策的な議論も展開した。近年のGATT/WTOの貿易と環境についての議論、林産物自由化への動き、地球サミット以降の森林管理についての多国間環境条約への動き、などをフォローし、他方で、過去15年程度の森林資源と林産物貿易の関係についての研究業績をレビューし、あるべき国際的枠組みの姿について考察した。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 島本 美保子: "「林産物の自由貿易と森林の持続可能性」論争と東南アジア諸国の現状"林業経済. 54(13). 12-21 (2002)

    • Related Report
      2001 Annual Research Report
  • [Publications] 吉本 敦, 松村直人, 近藤洋史 編: "森林資源管理と数理モデル"森林計画学会出版局. 198 (2002)

    • Related Report
      2001 Annual Research Report
  • [Publications] 田淵洋, 松波淳也 編: "東南アジアの環境変化"法政大学出版局. (2002)

    • Related Report
      2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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