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組み換えNF-κBウィルスを用いた神経細胞アポトーシス阻害活性の解析

Research Project

Project/Area Number 12780588
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Neurochemistry/Neuropharmacology
Research InstitutionToho University (2001)
Jikei University School of Medicine (2000)

Principal Investigator

浜之上 誠  東邦大学, 医学部, 助手 (00312025)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
KeywordsNF-κB / 神経細胞 / アポトーシス / オリゴデンドロサイト / カスパーゼ / アポトーシス阻害 / 転写因子
Research Abstract

我々はこれまで核内転写因子であるNF-κBが、中枢知覚神経細胞のアポトーシス制御活性を持っていることを明らかにしてきた。今年度は神経細胞アポトーシス阻害活性の作用機序の解明の一助として、同じく神経系に存在しアポトーシスが誘導されやすいオリゴデンドロサイトにおける解析を行った。NF-κB遺伝子もしくはIκB-α遺伝子を安定発現するオリゴデンドロサイト前駆細胞株を樹立し、腫瘍壊死因子によりアポトーシスを誘導した結果、ベクターのみを発現させた細胞では約41%の細胞がアポトーシスにより死滅したのに比べ、NF-κBを発現させた細胞株では、死滅した細胞がわずか約11%に減少しており、アポトーシスが強力に阻害されていることを見いだした。このアポトーシス阻害活性は、NF-κBの阻害蛋白であるIκB-αを同時に発現させることによりほぼ完全に消失したことから、NF-κB自体のアポトーシス阻害活性であると考えられた。またさらにこのアポトーシスはカスパーゼ阻害剤では阻害されなかったことから、NF-κBがカスパーゼ非依存性の経路によりアポトーシスを阻害している可能性が示唆され非常に興味深い。以上の結果はこれまで我々が得てきた神経細胞における活性と類似しており、現在、神経細胞とオリゴデンドロサイトの両者において共通に変動している遺伝子およびタンパク質の観点からさらに詳細な解析を続けている。また以上の結果は現在英文国際誌に投稿準備中である。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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