落語CDにおける終助詞用例(音調付き)のデータベース化と研究
Project/Area Number |
12871063
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
言語学・音声学
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
服部 匡 同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (40228490)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2001: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 終助詞 / イントネーション / 音調 / 落語 |
Research Abstract |
1 落語における終助詞の用例集(音調情報付き)の作成 昭和20-30年代生まれの東京出身落語家の落語における、終助詞ネとナについて、市販CD中の用例を収集し、文末での用法と、文中の間投的用のそれぞれにおいて出現する主な音調の例を文脈・音調表示・時刻表示付きの用例集としてまとめたものを公刊した。ネもナも、音調の種類に関してはおおよそ同じであることがわかった。また、こうした調査を基にして、上昇調の機能についての考察を行った(以上、『同志社好大学日本語日本文学』16号掲載) 2 落語における終助詞の音調に関する計量的調査 東京語における終助詞の音調の計量的調査の第一歩として、終助詞ネ・ナについて、市販CD約20時間分の落語における、音調のタイプ別の出現頻度の調査を行った。また、このデータについて、登場人物の性別、文体、後続要素の有無による両終助詞の音調種類別の出現傾向の相違を分析し、傾向を明らかにした。結果として、ネもナも、前要素に上昇してつくものの方が上昇せずにつくものよりも多いものの、後者も例外とは言い切れない程度の使用例があり、また、この点に関してネとナとでの傾向の相違はあまりないことがわかった。また、女性の登揚人物では上昇せずにつくタイプの使用が顕著に少ないことがわかった(以上、『同志社女子大学学術研究年報 人文科学編』53-1掲載)。 3 現代共通語との対照 終助詞ネについて、現代共通語の市販音源(テレビドラマ等のDVD)での、上昇しないタイプの用例を収集し、報告した。現代の共通語においても、こうしたタイプの用例はまれではないことがわかった(以上、『同志社女子大学日本語日本文学』16号掲載)。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)