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POP遺伝子の欠損は生殖不能をもたらすか

Research Project

Project/Area Number 12874110
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生物形態・構造
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

高橋 孝行  北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80197152)

Project Period (FY) 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
KeywordsPOP / 遺伝子欠損 / 生殖
Research Abstract

本研究では、ペプチドの分解に関わる酵素の一つであるプロリルオリゴペプチダーゼ(POP)の卵巣における役割を細胞レベルおよび個体レベルで解析することを目的に、(1)POP遺伝子を欠損した胚性未分化細胞(ES細胞)(-/-)を確立するとともに、(2)このES細胞を用いて細胞レベルの解析を行うことをその到達目標とした。
まず初めに、POP遺伝子欠損マウスES細胞を調製するために、ネオマイシン耐性遺伝子が挿入されたPOP遺伝子を含むターゲッティングベクターを構築した。C57/B6系統マウスから樹立されたES細胞にこれを導入し、相同組換えによって一対のPOP遺伝子のうち片方を欠損させた細胞(+/-)のクローン化を行った。次に、ネオマイシン耐性遺伝子の代わりにピューロマイシン耐性遺伝子を挿入したターゲッティングベクターを作製し、上記のヘテロ接合体ES細胞に導入して相同組換えを起こさせた。この2段階操作によりPOP遺伝子欠損ES細胞(-/-)を得ることに成功した。
POP遺伝子欠損マウスES細胞(-/-)を用いた細胞レベルの解析にも着手している。特定の遺伝子を欠損したES細胞を種々の条件下で培養することによって、いろいろな細胞(例えば、筋細胞、血管内皮細胞、血球細胞、神経細胞など)に分化させる技術が確立されている。そこで、POP遺伝子の欠損が上記の細胞分化にどのような影響を及ぼすかについて検討を行っている。また遺伝子欠損による生殖機能への影響を個体レベルで解析するために、ヘテロ接合体ES細胞(+/-)をC57/B6系統マウスの8細胞期胚に加える方法により、キメラマウスの作製を試みている。

Report

(1 results)
  • 2000 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Kimura, A.: "cDNA cloning of rat prolyl digopeptidase and its expression in the ovary during the estrous cycle"Journal of Experimental Zoology. 286. 656-665 (2000)

    • Related Report
      2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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