Project/Area Number |
12875063
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電子デバイス・機器工学
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
川上 徹 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90282102)
|
Project Period (FY) |
2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Keywords | 超並列光電子計算機 / 機能融合型 / スマートピクセル / 超並列光インターコネクション / 超並列2次元面光入出力 / 超並列画像処理 / 超並列ファジィプロセッシング / 超並列ニューロコンピューティング |
Research Abstract |
今回の萌芽的研究は、追加採択であり、実際に科学研究補助金が使用可能になったのは、2001年の1月になってからである。交付申請書に記した機能融合型スマートピクセルの製作に必要な電子部品を発注し、電子部品の一部が納品され始めたのが、2001年の2月になってからである。そこで本研究者は、遅れを取り戻すため既に所有している電子部品を用いて、2001年の1月から機能融合型スマートピクセルの試作二号機の製作を開始、2月中旬現在、8×8画素分をほぼ完成させている。又、スマートピクセルアレイは、製作目標である32×32画素(=1024画素)全てを完成させなくても動作確認は可能であるため、4×4画素を製作した時点で、既に製作したインストラクションプロセッサと接続し、正しく動作することを確認している。よってこの調子で製作を続ければ、本研究の目的である機能融合型スマートピクセルの試作二号機の完成は確実である。3月に、本研究室の新棟への移転があるため製作が一時期中断するものの、1日に8画素のペースで頑張れば、2001年の8月には本研究の目標を達成できる予定である。本スマートピクセルは、今までにない全く新しいコンピュータ回路によって、トランジスタ数を著しく減少させる画期的な並列計算機であり、目標達成の意義は大きい。さらに、今回製作している機能融合型スマートピクセルアレイは、3次元構造を有しており、新たに製作し直すことなく、各プロセッシングエレメントである画素のメモリのアドレス数の増設や、さらに回路の変更や増設が可能となっている。よって今後の展開として、今回の萌芽的研究で製作した3次元構造機能融合型スマートピクセルアレイをベースに、各画素の機能をさらに拡充し、より柔軟性の高い機能融合型スマートピクセルへと発展させてゆく予定である。
|