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栄養障害型表皮水疱症における日本人高頻度変異の同定とその迅速診断法の確立

Research Project

Project/Area Number 12877129
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

玉井 克人  弘前大学, 医学部, 助教授 (20236730)

Project Period (FY) 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords栄養障害型表皮水疱症 / VII型コラーゲン / 高頻度変異 / 創始者効果
Research Abstract

栄養障害型先天性表皮水庖症(dystrophic epidermolysis bullosa,DEB)は、VII型コラーゲン遺伝子(COL7A1)変異による表皮基底膜と真皮との接着障害が原因の遺伝性水庖性皮膚疾患である。COL7A1は、これまで報告された中で最高の、118個のエクソンを有している。DEBには特異的な遺伝子変異部位がないため、DEBの遺伝子診断の際には118個すべてのエクソンを検索しなくてはならず、多大な労力と費用が必要である。今回我々は、本邦栄養障害型表皮水庖症患者の遺伝子診断を通じて、日本人に特有な変異の有無を明らかにするとともに、多くの施設で施行可能な、より迅速な診断法を確立する事を目的として研究を行った。本邦DEB患者100例のCOL7A1変異検索を行った結果、これまでに報告のない45種類の新たなCOL7A1遺伝子変異を同定した。そのうち12種類の変異は、異なる遺伝的背景を有する複数の家系に同定された、いわゆる高頻度変異であった。中でも、6573+1GtoCは12家系に同定され、本邦で最も多く同定される変異であった。これら12種類の高頻度変異について、その頻度及び地理的偏りの有無を検討した結果、それぞれの変異で西日本、あるいは東日本といった比較的緩やかな地域性を有する傾向があり、創始者効果による変異の出現・拡散を予想させた。さらに、これら変異を迅速に診断するため、それぞれの高頻度変異に関して制限酵素断片長多型あるいはミスマッチPCR法による変異確定法を確立した。これらの情報および診断方法をキット化して提供することにより、より多くの施設でDEB患者の遺伝子変異がスクリーニング可能になると思われる。

Report

(1 results)
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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