生化学的アプローチによる難聴遺伝子の同定と病態の解明
Project/Area Number |
12877273
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
川上 潔 自治医科大学, 医学部, 教授 (10161283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 啓子 自治医科大学, 医学部, 講師 (10265241)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | EYA1 / DACH / 発現細胞 / タンパク質複合体 / 精製 / BOR症候群 / 蛋白質複合体 / HeLa細胞 / Eya蛋白質 / グリセリン蜜度勾配遠心 / カラムクロマトグラフィー |
Research Abstract |
EYA1遺伝子は難聴や腎形成不全を伴うBOR (Branchio-oto-renal)症候群の原因遺伝子である。Eyaタンパク質はSixタンパク質やDachタンパク質、Gタンパク質と相互作用し、遺伝子の発現制御に関与することが知られている。本研究ではEyaタンパク質を含む複合体やDachとの相互作用が示されたタンパク質を含む複合体を精製し、遺伝子の発現制御にかかわる機能解析と新規なEya相互作用タンパク質の同定を行い、新規難聴遺伝子の発見につなげることを目指している。本年度は次のような研究実績を得た。 (1)昨年度樹立したTagを付加したEyaタンパク質を発現するHeLa細胞株を大量に培養し、核抽出液を調製した。イオン交換カラムクロマトグラフィーを用いた後にtagを用いたアフィニティー精製を行うことで、Eya1と複合体を形成していると考えられる複数のタンパク質を確認できた。質量分析での同定にはさらに量を増やした精製が必要であった。 (2)EyaとDachによる協同的な活性化にはCBPが関与する。Dachタンパク質はEyaの存在がなくても裸のDNAやクロマチンDNAに結合できることを見いだした。このDNA結合活性は、Dachの保存領域であるDD1ドメインによることを明らかにした。DD1ドメインはForkhead-Winged Helixであることが他のグループによって示され、我々の結果が構造的にも支持された。 (3)Dachタンパク質を含む新規複合体の同定に用いるために、Dachを発現するHeLa細胞株を樹立しつつある。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)