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脂肪腫ならびに通常脂肪組織から分離した脂肪前駆細胞の比較

Research Project

Project/Area Number 12877288
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Plastic surgery
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

貴志 和生  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40224919)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 陣 建穎  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30286520)
田中 宝  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00286519)
Project Period (FY) 2000
Project Status Completed (Fiscal Year 2000)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Research Abstract

脂肪腫を有する3患者から患者同意のもと、脂肪腫を採取した。同時に隣接する正常脂肪組織を採取した。組織を細切し0.2%コラゲナーゼで37℃、30分消化し、遠心後沈殿層の細胞を10%FBS含有DMEM培地で培養した。初代培養し脂肪滴を有する脂肪前駆細胞が出現した後、トリプシン処理を行い遠心し浮遊層を採取し、天井培養法にて培養を行なうことで、従来の混在した細胞群から純粋な脂肪前駆細胞を獲得した。天井培養した細胞はその後、低栄養条件下で再び脂肪滴を枯渇させ、線維芽細胞様の脂肪前駆細胞として継代培養を行った。3継代目の脂肪前駆細胞細胞を低栄養状態下で培養し、細胞周期をあわせ、それぞれの細胞からmRNAを採取する。この2種類の細胞から抽出したmRNAをRT-PCRでcDNAを増幅し、PCR in vitroサブトラクション法により差異のあるcDNAの検索を行ったが、電気泳動上違いのあるをcDNAは検出されなかった。今回の研究において脂肪腫組織と健常脂肪組織由来脂肪前駆細胞の差異は認められなかったが、これはひとつには脂肪腫自体が非常にslow growingな組織であるため、採取した時点ですでに定常状態に陥っていたこと、あるいは低栄養状態で同期させた細胞より採取したmRNAを使用したため、差異が出にくかったことなどが考えられる。今後これらの点をさらに考慮し、より活動期にある脂肪腫組織を用いる、あるいは高栄養、インスリン添加刺激を加えた後一定時間後のmRNAを採取し、脂肪腫のメカニズムについて迫っていきたい。

Report

(1 results)
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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