頭蓋顎顔面口腔の外傷発生のメカニズムと効果的な予防素材の開発
Project/Area Number |
12877313
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
前田 芳信 大阪大学, 歯学部・附属病院, 教授 (10144510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉川 裕夫 大阪大学, 歯学部・附属病院, 助教授 (50127255)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 顎顔面 / 外傷 / メカニズム / 予防素材 / スポーツ / マウスガード / 頭蓋 / 予防 / 素材 / 衝撃吸収 |
Research Abstract |
本研究においては、スポーツ歯科外傷のリスクファクターを分析することを目的として、まず周辺の主な大学ならびに診療所、病院歯科に対して、受傷状況に関するアンケート調査を試みた。その結果からも、歯の破折、脱臼、脱落等、歯に関連した外傷は上顎前歯に集中し、顎骨骨折とうの事例は下顎骨に多いことが分かった。このことから、受傷時の状況と受傷部位との間には密接な関連のあることが示唆された。また、落下時の衝撃緩和を指標とした実験からは、現在使用しているマウスガード材料でもかなりの衝撃緩和効果があるものの、一定以上の厚みを必要とするため、より衝撃吸収率のよいマウスガード材料の開発が必要であることが明らかになった。そこで高衝撃吸収性材料としてハイブラならびにセプトンを用いてマウスガードを試作し、その効果を上顎歯列ならびに顎骨、粘膜を模したモデル上で解析した。その結果、これらの材料では初期衝撃以降のエネルギーの分散には効果があるものの、初期衝撃は変化せず、改良の余地があることが明らかになった。なお、マウスガードの設計に関しては、装着感と密接に関連していることから、口腔内での試用テストを行い、検討した。またCTデータよりえられたデータを用いて2次元の有限要素モデルを作成して、マウスガードによる歯列の被覆が衝撃の緩和にどのように影響するかについて検討することができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)