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再発性アフター性口内炎の発症分子機構の解明

Research Project

Project/Area Number 12877328
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

中村 誠司  九州大学, 歯学部・附属病院, 講師 (60189040)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 白砂 兼光  九州大学, 歯学研究院, 教授 (30093420)
Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords免疫 / アフター性口内炎 / T細胞 / T細胞レセプター / サイトカイン / 熱ショック蛋白 / 口腔粘膜上皮細胞 / 遺伝子クローニング
Research Abstract

再発性アフター性口内炎は口腔粘膜疾患の中では最も頻度が高いものであるが、その発症原因は現在のところ全く不明である。従来の研究結果から、細菌と口腔粘膜との熱ショック蛋白の交叉反応性(一般にmolecular mimicryと呼ばれている)により自己免疫疾患に類似した反応が惹起されるという仮説を立て、それを証明するために以下の研究を行った。
1)病変局所のTCR遺伝子のクローナリティーの解析
検索材料として末梢血単核球および病変局所の生検組織を用い、抽出したRNAよりcDNAを作製し、PCR法によりTCR遺伝子のVDJC領域DNAを増幅した。PCR産物をサザンブロット解析することにより、末梢血単核球と病変局所との間でTCR Vα鎖およびVβ鎖の各ファミリーの発現量を比較したところ、病変局所では比較的限定されたVβ遺伝子ファミリーの発現がみられた。また、病変局所にはいくつかのクロノタイプの集積がみられた。
2)レンサ球菌や結核菌の熱ショック蛋白由来の抗原ペプチドに反応するT細胞の解析
末梢血単核球や病変局所から分離した単核球を、レンサ球菌や結核菌の熱ショック蛋白由来の抗原ペプチドと共に培養したところ、多くの症例で高い増殖活性がみられた。現在、増殖するT細胞を、上述の1)と同様の手技で解析したところ、病変局所で優位なTCR遺伝子を発現するT細胞がこのin vitroの系でも誘導できることが示された。
以上の研究により、レンサ球菌や結核菌の熱ショック蛋白に反応するT細胞が再発性アフター性口内炎の発症に関与していることが強く示唆されたが、今後はそのTCR遺伝子の解析を行う必要がある。さらに、これらの抗原ペプチドが口腔粘膜上皮のどのタンパクと相同性があるのか、また、そのタンパクの発現にはどのような刺激が必要なのかを検討する必要があろう。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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