河川の蛇行形状変化に伴う河床堆積物層厚時系列変化モニタリング手法の開発
Project/Area Number |
12878012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
自然地理学
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
倉茂 好匡 滋賀県立大学, 環境科学部, 助教授 (20241383)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 犬上川 / 河川高水敷 / 河床 / 洪水 / 蛇行 / 堆積物 / モニタリング / 河川 / 河床堆積物 / 層厚 |
Research Abstract |
本研究に関連して機材を設置した犬上川では,2001年8月に大きな出水があり,このため河川高水敷に設置した機材のデーターロガーまでもが冠水する被害を受けた.しかし,本研究の目的とするような地形変化は,このような大きな出水にこそ生じるものなので,すくなくともセンサー部が不可抗力的に破壊されるまでのデータを良好に記録できなくてはならない.そこで2002年度は2001年のような出水でもデータを良好に記録できるようなロガーの設置方法を検討した. データロガーを収納するボックスを高水敷のなるべく堤防よりでかつ地表面より1.5m程度のところに再設置した.この場合,センサーからロガーまでのケーブル長がこれまでより長くなり,このままでは出水時に断線の危険が高くなる.そこで,同様の機械を北海道パンケナイ川に設置したときの経験から,ケーブルをプラスチック製保護管内に入れ,出水時には水面上に浮けるようにした.また,ロガーの設置は高水敷の河辺林内にし,すこしでも水の衝撃が弱まるようにするとともに,一般人の目に付きにくいようにした. 残念ながら2002年度には出水がほとんどなく,河床地形が変化することはなかった.しかし上記のような再設置をおこなったことで,今後も観測を継続することができるので,今後に期待している. また,本研究で使用しているシステムを用いた観測結果の一部を,2002年9月にオーストラリアで開かれた国際会議で発表することができたとともに,この会議のプロシーディングに英文論文を掲載することができた.
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)