メディア教材における認知変容を許容する学習支援システムの開発
Project/Area Number |
12878034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Toyo Eiwa University |
Principal Investigator |
塚本 榮一 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (70298298)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳沢 昌義 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 講師 (30319008)
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 認知変容 / 教育改善 / 授業改善 / 学習者レスポンス / 総合的学習 / 主体的評価 / 発話分析 / 感情 / 感覚 / 理解 / 推論 / 学習支援 / メディア教材 |
Research Abstract |
学習者の認知変容を研究するために、学習者の心的状態を把握する研究を行った。最初に学習者に学習において感じたことをカードに記録させこれ分析した。(塚本ら2001、Tsukamoto 2001)次にこのカードをWeb上に示すことでネットワークを通じて情報収集する方法により学習者の認知変容を探り、これを教育改善に役立てる研究を行った。(Tsukamoto 2002、塚本ら2003) これらの研究により、学習者レスポンスには「感情」、「感覚」、「理解」、「推理」の4つのカテゴリがあることを明らかにした。例えば「わかりました」というレスポンスは必ずしも理解を表すものではないが、「コンピュータをこう動くはずだ」という学習対象に対する推理を表すレスポンスは有効な理解変容を示す情報である、などの知見を得た。 本研究で得た知見はユングのタイプ論によって裏付けられた。これは教育における指導の観点として従来から重視してきた「感情」と「理解」に加えて、学習者がなぜかは説明できないが主観的にそう思うという「感覚」と「推理」に学習の効果があることを明らかにしたものである。この知見は総合的学習などで必要となる学習者の主体的評価の基礎になる。 このような学習者の認知変容の根本にある人間の非合理(理屈では説明できない)学習機能の研究を進めることにより、今後探求すべき教育課題を明らかにすることができた。 学習者レスポンスの獲得には、コンピュータのある教室ではWebで収集するシステムを開発し授業改善に適用した。更に広く教育に研究成果を適用するためコンピュータ施設がない教室でも収集が可能な携帯メールによる情報収集システムを開発した。 以上のように学習者の認知変容を研究してきたが、さらに学習者の深層心理を分析するため図を描かせて分析する描画法を取り入れた。 これら研究成果を利用してメディア教材を使った学習支援システムの開発研究を、ひきつづき行っている。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)